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<インタビュー>- 【RINO : 8年間の思いを胸に 渾身のファースト・ミニアルバム 】-


INTERVIEW


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2005年の音楽活動スタート以降、その感情描写に富んだ作詞センスと麗しい歌声で、女性ファンを中心に高い支持を得ている関西在住のシンガーソングライター「RINO」がファ―スト・ミニアルバム『RINO 1』をリリース。(iTunes R&B/SOUL チャート最高4位)
アーティストキャリア初にしてようやく解禁された本作のRINOワールドには、デビューシングル”ねぇ・・・”を筆頭とする珠玉のバラードナンバーに加え最新鋭のEDMなども取り入れた楽曲が軒並み肩を並べており、8年間の音楽活動の集大成的な部分に着地しつつも、彼女のエナジェティックな音楽マインドが見事に昇華された全6曲が色濃く打ち出されている。今回、Next Star Musicはそんな彼女の素顔に迫るべくインタビューを決行。クールなイメージとは裏腹に繰り出されるその本音の言葉に、是非耳を傾けてほしい。



改めましてアルバム「RINO 1」のリリースおめでとうございます。アルバムリリースについて、現在の率直な心境をお聞かせください。

-ありがとうございます!
8年間音楽活動を続けてきたなかでやはり、アルバムリリースを目標の1つに掲げていたので、今はこうやって無事にアルバムリリースを迎えることができて本当に嬉しいです。

CDという形にすることにもこだわりはあったのですか?

-そうですね。世間では「CDが売れない時代」と言われていますが、私もアーティストである以上、自分の作品を形にして残したいと思っていたので今回デジタル配信の他にもCDでリリースするということに、こだわりはありました。

何故、このタイミングでリリースに踏み切ったのでしょうか?

-この8年間いろいろな物を見て、聞いて、知識を積んでいくなかでやっと気付いたことがあったんです。

気付いたこと?

-音楽活動を始めた頃ってメジャーデビューすることをただ夢見てガムシャラでした。当時は、わけも分からずメジャーメジャーなんて言っていましたけど(笑)。
だから、自分自身でアルバムを制作していくなんて夢にも思ってもみなかったですし、いろんな経験を積んで、私が自分でアクションを起こさなければ何も始まらないんだなってやっと気付くことができたんです。それで、そのタイミングがまさに”今”で、アルバムをリリースする大きなきっかけに繋がりました。

自分自身がアクションを起こすことで、周りからの反響はどうでしたか?

-そうですね。周りのファンの方や仲間からの反響は多かったりします。

それだけ、皆さん期待されていたということですよね。

-どうなんですか?皆さん(笑)。
でも、せっかくリリースしたからにはもっともっとたくさんの人の声を聞いてみたいです。それが例え良い話であれ悪い話であれ、このアルバムが皆さんにどう映ったのかが大切な要素の1つだと思っていますし、そういった様々な意見を汲み取りながら私自身も次のステップに進めることができたらいいですよね。

そうですねえ。ではキャリアについて少しお伺いしたのですが、そもそも音楽活動を始めたきっかけっていうのは?

-高校生の時に文化祭で歌う機会があったのですが、今考えるとそれが一番大きなきっかけになったんじゃないかなと思います。

小さい頃から音楽に触れあう機会は多かったのでしょうか?

-話始めるとほぼ同時くらいに(2,3歳) スプーンやフォークを片手に歌っていたみたいです。(笑)

すごい!(笑) そんな中で、好きなアーティストに「Whitney Houston」や「竹内まりや」さんを挙げられていますが、具体的にどのような部分に惹きこまれたのですか?

-そうですね、お二方とも尊敬しているアーティストさんなのですが、それぞれに独特の世界観を持ってらっしゃると思うんです。

世界観?

-はい。「Whitney Houston」に関しては、歌唱力は勿論のこと、あの吸い込まれるような歌声が放つ世界観に惹き込まれましたね。「竹内まりや」さんに関しては、日本語歌詞を丁寧に織り交ぜることにより生まれてくる情景や哀愁感がすごく好きで、あの世界観は本当に独特だなって。
なので、私の中で彼女達はずっとレジェンド的存在ですし、未だに彼女達の音楽から学ぶことは多いです。

音楽活動を始められた翌年、2006年には「SEAMO」さんのアルバム『LIFE GOES ON』参加されていますが、音楽活動を始められてすぐに、メジャーアーティストと共演することで、何かインスパイアされた部分はありますか?

-勿論です。
「SEAMO」さんは、塾長って呼ばれている通り、本当にいろんなことを教えてくださる方で、当時、まだ駆け出しだった私のようなアーティストに熱心に指導してくださったことを今でも覚えています。そこでインスパイアされた部分は「SEAMO」さんの音楽性含めたくさんあったんですけど、一番は「SEAMO」さんと共演してみて、その温厚な人となりにすごく人間愛を感じたと言いますか、やっぱりその人の音楽にはその人の人間性が出てくるんだなって。だからこそ、私も音楽的な面だけなく人としても成長できるように頑張っていこうと、常に心にとめておくようになりました。

そこから、クラブシーンを中心に活動を展開されていくなかで、どのような思いで活動されていたのですか?

-当時は本当に、がむしゃらでしたよね。(笑)
とにかく歌いたくて、歌いたくて・・・。音楽活動を一辺倒に頑張っていた気がします。

先月、行われた初のリリースライブ。ステージに立った時の景色はどうでしたか?

-何人お客さんが入っているかわからないドキドキの状態でステージに立ったのですが、ステージの幕がドサッと上がった瞬間に、会場を埋め尽くすくらいのたくさんのお客さんを見て、「つらいこともあったけどこれまで音楽活動を続けてきて良かった」って心底思いましたね。

これまで続けてきたことが報われたんだと?

-そうですね。それが一気に解放された気がして。

-------------------------------------8年間の音楽活動の集大成-------------------------------------

では、いよいよ本題に入っていきたいのですが・・・。

-今までのは本題じゃなかった?(笑)

今までのは前菜で、これからがメインディッシュです(笑)。

-なるほど(笑)。アハハ!

さてさて、本作のコンセプトからお伺いしたいと思います。

-ずばり、8年間の音楽活動の集大成的な部分に着地できているのではないかなと思っています。

でもタイトルは「RINO 1」ですよね?

-はい。でも、アルバムをリリースすること自体が私にとって初めてのことだったので、”はじめの第一歩”のような意味合いも含まれています。

なるほど。では、本作はどのように制作段階を踏んでいったのでしょうか?

-以前からの持ち歌の他に、アルバムのためにレコーディングした新曲も幾つかあるのですが、トラックやメロディは作家さんにお手伝いしてもらいながら、並行して作詞作業を進めていくという感じで制作していきました。

そんな中で、先行シングルに「ねぇ・・・」を選んだ理由というのは?

-私自身もこの曲は凄く気に入っているのですが、何よりもファンの方からの反響が大きく、早くリリースして欲しいとの声もあったので、アルバムの先行シングルとして選ばさせて頂きました。



「ねぇ・・・」は語りかけるような歌詞がすごく印象的でしたが、どういうイメージで作詞されたのですか?

-ふとした日常の中で「ねえ、聞いてよ」って思わず言いたくなる場面ってあると思うんですけど、それを恋愛の中に当てはめることで、よりリアルな男女間のすれ違いを表現できるんじゃないかなって考えたんです。そこから両想いなのに片思いしているみたいっていうイメージが生まれてきて、そのまま語りかけるような歌詞で制作していきました。

こちらはPVも公開されていますが、撮影で苦労したことは?

-撮影スタッフの方が常に配慮してくださったので、特に大きな苦労というのはなかったですね。撮影も、終始楽しかったですよ。
あ、でも撮影の時の照明で少し顔が痛くなっちゃったかな(笑)。

あらら(笑)。そう言えば、このPVでの衣装もアルバムジャケットも白を基調にしたものを使われていますが、これは本作のアルバムでも、等身大の自分を表現したかったという表れだったりするのでしょうか?

-そう言われてみれば、そうなのかも・・・(笑) 。
なので、歌詞の内容も実体験に基づくものが多かったりするんですよね、恥ずかしながら(笑)。

なるほど!(笑)それで続いての「Change my life」は、疾走感の溢れるサウンドが特徴的ですよね。まさにタイトルが物語っているように、日々移り変わりゆく世界でどう戦っていくかみたいなスケールの大きい感じで。

-先程お話したことと少し重なる部分はあるのですが、大人になるにつれて「あの時ああしとけば良かった」とか「諦めなければ良かった」って後悔することがたくさんでてくじゃないですか。

そうですねえ。僕自身もあります。

-でも、好きなことをするのに年齢や性別なんて関係ないし、悩む前にまず自分の人生は自分で変えていかないとダメなんだなって気付いて、それが私の場合は偶然音楽と重なったんです。勿論、それは私だけでなく皆さんのそれぞれの道であてはまる部分があると思うんですよ。
なので、そういった夢や目標を追う背中を後押しできるような、力強いメッセージソングを作ろうってなって、この曲が完成しました。

音楽活動を始められた2005年からこれまでで、自分自身変わったなって思う部分はありますか?

-音楽活動を始めた頃は、ソロシンガーであるが故に「きちんとしないといけない」とか無駄に気負いしてしまって、周りの人達に対しても壁を作っていた部分がありました。
でも、今回のアルバムリリースに関してもそうなんですけど、音楽活動を重ねていく中で、私の為に考えくれたり、時には喜んだり泣いてくれたりしている人がたくさんいてくれるんだなってことに気付いたんです。なので、ありのままの自分を受け入れてくれる人達がいるんだったらもっと素直になっても良かったかなって思い始めて、ここ最近ですが、自分から周りの人達に対して壁をつくることはなくなったんじゃないかなって思います。
  
昨年、オーガナイズイベントを開催されていますが、これはどういった流れで?

-これまでたくさんのライブに呼んで頂いていたのですが、そろそろ私も皆を引っ張っていかなあかん時かなって。

姉御的な感じで?(笑)

-そうそう(笑)。
でも、逆にそういった周りの仲間から刺激を貰う部分は多かったりするし、 私もまだまだやなぁって。

続いての「Just Fall in Love」は、日常の恋模様を朗らかに描いた、心温まる楽曲ですよね。

-普段どうしても感情描写にこだわって失恋の曲を書いてしまいがちなんですけど、おそらく、この曲を描いた頃の自分がそんなハッピーな恋愛をしていたんだと思います。(笑)
それで歌詞の中でも「キミと笑って歩いて行きたい」っていう部分があるんですが、これも恋人だけでなく、家族や友人など自分の大好きな人と楽しい生き方ができたら良いよねっていう意味合いを込めて、作詞させて頂きました。

RINOさん自身が恋愛する時って積極的、それとも消極的?

-え~っと、ここはシークレットでお願いします(笑)。

(笑) RINOさんって勝手にクールな女性のイメージを持っていたのですが、次の「どうして」ではそんなイメージとは裏腹に、か弱い1人の女性っていう印象の方が強い気がしました。

-この曲を書き始めるのとほぼ同時期に、私の友人が一般的に不倫と呼ばれるものをしてしまって。勿論それがいけないことだとはわかっているんですけど、でも彼女の純粋な「好き」っていう気持ちが物凄く伝わってきて、人を好きになるのに理由なんてないんだなって改めて感じたんです。なので、彼女の話を聞いて私も弱っている部分があったのかもしれないのですが、なんとか彼女の気持ちを代弁できたらいいなと思って作詞していきました。

それで、歌詞の中に”別に2番手でも構わない”とか、焦燥感溢れるワードが多いんですね。

-そうです。好きになった人の1番になりたいと思うのは当たり前のことだと思うんですけど、本当にダメな恋とわかっていたからこそ、別に2番手でもいいって強がってしまう部分ってあると思うんです。でもそんな自分が嫌で「どうして数ある人の中であなたを選んでしまったの?」って彼に訴えかけるような気持ちを、そのまま歌詞にさせて頂きました。

ちなみに以前の恋愛観と現在の恋愛観で、変わったなと思う部分はありますか?

-そうですねえ・・・。勿論、高校生の頃と較べると価値観っていうのは全く違ってくるんですけど、恋愛の基本的な部分に関しては特に変わったところっていうのはないかなあ。

いつまでも乙女心を忘れずといった感じですか?

-いやいや、常に乙女ですよ!(笑)

そうですね。失礼しました(笑)。さて、続いての「Bzzz Bzzz Bzzz」なのですが、この「Bzzz Bzzz Bzzz」は何を表しているのですが?

-この曲実は、松田聖子さんの「ビビビ婚」からインスピレーションをもらっているんです。

お!では、一目惚れをテーマに?

-そうですそうです!この曲は、私と対局的なツンツンした女性を描きたくて作詞し始めたんですけど、そんな女性が「Bzzz Bzzz Bzzz」と電流が流れるような一目惚れをしてしまった様子をイメージして制作していきました。

それで、積極的な女性を表すワードが多いんですね。

-はい。なので「ここからエスケープ二人で」とか歌詞中に入れたりして、まるで映画に出てくるような大胆な女性を演出してみたかったんです。

くわえ、これまでの比較的スローバラードの楽曲から、一転してEDMの楽曲になっていますが、これはより気迫のある楽曲にしたかったからですか?

-そうですね。歌詞もそうなのですが、やはり気迫があるサウンドと言えば今ならEDMだと思いますし、クラブ映えする曲も作りたかったので。

最後に、アルバムエピローグを飾る「あなたを想えば」は、ピアノ一本にRINOさんが歌い上げる壮大なバラッドで。

-青春時代の全てを費やしたくらい大恋愛をした男性がいて、その恋は結局失恋して終わってしまったんですけど、その当時の純粋な好きっていう気持ちをシンプルに表現できたらいいなと思っていたので、今回ピアノ演奏のみで歌わせて頂きました。
なので、本作の中では一番ストレートなバラッドになっているんではないかと思います。

------------------------------------ 歌うことだけは絶対にやめない-------------------------------------

本作の中で、最も今の自分が反映できている楽曲は?

-やっぱり「ねぇ・・・」かなあ(?)

誰にも譲れない、音楽に対するこだわりは?

-根本的なことになってしまうのですが、とにかく私は歌って表現することが大好きで、この世界に入ることを選んだのも歌があったからこそなので、誰になにを言われても歌うことだけは絶対にやめないぞって心に決めています。

では、まだまだRINOワールドを炸裂させていくぞという感じで。

-はい、まだまだ突き進んでいきます。

それを踏まえた上で、今後の展望をお聞かせください。

-今後の活動内容に関して詳しく言及することはできないのですが、ライブやブログ等を通して情報をドンドン発信していきたいと思っているので、是非チェックしてみてください!

本作を通してリスナーの方に伝えたいことは?

-本作には主に恋愛ソングであったり、応援ソングなどの様々な形の楽曲が収録されているのですが、1曲1曲にそれぞれ顔があって、私のその中での思いもまた1つ1つ違っているので、たとえアルバム全体を通してでなくても、このアルバムの中のどれか1曲でも皆さんの琴線に触れる楽曲があれば嬉しいです。

最後にこれ見て頂いている方、ファンの方へメッセージをお願いいたします。

-いつも応援してくださっているファンの方、そしてこのインタビューをご覧の皆さん、ようやくアルバムのリリースを迎えることができました。本当にありがとうございます。この感謝の気持ちをアルバムを通して伝えることができたら嬉しいですし、是非是非ライブに来てCDを手に取って頂けたらなと思います。
まだまだ未熟な部分もありますが、これからも頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。一緒にRINOというアーティストをつくっていってください! (RINO)

インタビューは以上です、ありがとうございました。



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1st Mini Album "RINO 1" 好評配信中! ※CD販売はライブ会場限定

1. ねぇ…
2. Change my life
3. Just fall in love
4. どうして
5. Bzzz Bzzz Bzzz
6. あなたを想えば



近日ライブ情報

■タイトル : CaraMelo
■日程:9月7日(土) 
■時間: Open18:00~Close27:00

■チケット前売 : 2,500円(1D別) 当日:3,500円(1D付)
■場所 : 京都LAB.TRIBE
■出演者 : SPGUEST LIVE 傳田真央

CaraMelo RELEASE LIVE : RINO
Release Live :JUSJOY crew
PICK UP LIVE : MarSA
MAIN DJ : A-Z , SHOW-T and more

OFFICIAL SITEhttp://rino-music.com/

OFFICIAL BLOGhttp://ameblo.jp/rino-music/




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