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-<Next Star Music Presents Best Albums of 2012 海外編>-


BEST R&B/SOUL ALBUMS OF 2012



1. Q Parker : The MANual

q parker 


90年代を代表するヴォ―カルグループと言えば、名曲"Cupid"でお馴染みの「112」
解散後は、それぞれがソロに転向して活動していますが、ようやくリリースされた「Q Parker」のソロアルバム『The MANual』を1位に選出です。 他のメンバー3人は「Michael Keith」を皮切りに全員アルバムをリリースしているので、彼が最後の1人となっていたわけですが、それも関係してか(?)今作の気合いっぷりが尋常じゃありません。先行シングル『Show You How』を始め、DIVA「Faith Evans」を迎えた『Two Of Us』まで、これが"R&Bだ!"と誇示できる楽曲ばかり。
はたまた、『Cupid』の"Acoustic Remake"が収録されているとあれば、文句なしです。
まさに、オーセンティックR&Bを体現化したアルバムと言っても過言ではないでしょう。。
今月20~23日の間には、メンバー4人揃ってのリユニオンライブも決行されるということで(Billbord Tokyo,Osaka)気になった方は、是非参加してみてはどうでしょうか。 非常に貴重なライブになると思いますよ。

2. Lonny Bereal : The Love Train

lonny bereal 


これまで、2度もグラミー賞候補に挙がったソングライター「Lonny Bereal」が、シンガーとしてのキャリアをいよいよスタート。
「Kelly Rowland」を迎えた1st Single『Favor』が、本国でもかなり高い評価を受けていましたが、アルバム『The Love Train』は、日本盤のみしかフィジカルリリースはないようです。
しかし、彼のシルキーヴォイスもさることながら、官能的なスロウジャム『Dim The Lights』を違和感無くやってのけるなど、今作で感じとれる彼のポテンシャルはなかなかのものだと思われます。


3. Trell Blaze : Tokyo Lover

trell blaze 


昨年の秋~冬にかけてのリリースラッシュの中、やはり注目されたのはこの男。
ここ日本でも人気を博したボーカルデュオ「Coop Deville」の片割れ、「Trell Blaze」が衝撃の1st Full Album『Tokoyo Love』を投下。
アルバムサブタイトルも"Tokyo No Koibito"となっており、完全に日本のファン重視ということなのでしょうが、どうやらかなりの親日家みたいで今作のようなタイトルを付けたのだとか。
それはそうと、Coop Deville時代からしっかり継承されたコーラスアレンジや、アーバンサウンドは下手に加工された現行サウンドよりも、遥かに耳に残る。改めて、スロウバラードありきのR&Bだなと思わせてくれました。
また、このアルバムの流通を掛けてくださった、Urban Nextでお馴染みの西崎信太郎氏も「2012年リリースされたアーバンR&Bアルバムの中で、一番痺れた!」と仰るくらいのお墨付きアルバムということで、R&Bファンは見逃し厳禁でしょう。



4. Methrone : Sexual Content

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5年ぶりのニューアルバム『Sexual Content』をリリースしたのは、インディ界の"R.Kelly"こと、「Methrone」
これまでに計4作のアルバムをリリースしている彼ですが、全てインディ配給からリリースされているということで、この5作目のアルバムで知られた方も多いかも。
しかしながら、その揺るぎないボーカルスタイルはここ日本でも定評で、90年代を彷彿させる純粋無垢なR&Bサウンドを継承しているアーティストの1人でもあります。
2000年に放ったデビューアルバム『My Life』から既に、10年以上が経過しているのですが、彼のR&Bに対する堅実な姿勢は全く変化していないですね。(良い意味で)
そんな彼がリリースした今作のアルバムタイトルは『Sexual Content』ということで、ほぼ全編に渡ってベビーメイキンミュージックに相応しい、スロウジャムが肩を並べます。11曲目には『Panties&Heels』なんて曲も。
いやはや、これは「R.Kelly」よりも官能的。(笑)
彼がR.Kellyにリスペクトを置いているのかは不確かですが、今後も軸を曲げずに頑張って頂きたいですね。


5. Stevie Hoang : All For You (UK Album)

all for you 


4万枚を超えるセールスを記録した日本デビュー盤『this is me(2008)』以降、毎年コンスタントにアルバムをリリースしている"美メロ王子"こと、「Stevie Hoang」の5作目のフルアルバム『All For you』
今までと同様に今作は、現在所属しているAVEXから国内盤がリリースされましたが、5位に選出したのは本国他一般流通しているUK盤になりますので、ご注意を。
勿論、あえてUK盤を選んだのには理由があって、日本盤と収録曲が4曲も異なっているのです。
特に『Physical』や『Dreaming』等のナンバーは、1st Albumに通ずるようなメロウテイストになっているので、非常に聴きやすい。 加え、より彼らしい清涼感溢れる作品に仕上がっていたので、こちらを選ばせて頂きました。


6. Tamia : Beautiful Surprise

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「Quincy Jones」の秘蔵っ子として、98年にリリースされたアルバム『Tamia』でデビューを飾った歌姫「Tamia」
前作『Between Friends』は2006年リリースなので、約6年ぶりということになるのでしょうか。彼女も40歳目前ということで、プライベートでも子育てに主婦にと大変そうみたいですね。
そんな彼女の復活アルバム『Beautiful Surprise』を選出。
アルバム全体を通して大掛かりなギミックは無いものの、先行シングルでタイトル曲の『Beautiful Surprise』を始め、彼女らしい透き通った歌声とセンシティブな感情表現がおもむろに伝わってきて、なんとも心休まります。
さらに、アルバムとアルバムタイトル曲は2013年のグラミー賞"Best R&B Album"と"Best R&B Song"にもノミネートされている注目作です。


7. Michael Lynche : Michael Lynce

michael lynche 


アメリカの人気オーディション番組"American Idol Season 9"のファイナリストにも選ばれた「Michael Lynche」のデビューアルバム『Michael Lynche』
アルバムからの1st Single『Who's Gonna Love You More』,2nd Single『Today』が軒並みチャート入りしたということで、アルバムの期待値もかなり高かったようで。
今作ではR&B,ソウルからポップス、はたまたゴスペルまで、様々なジャンルをクロスオーバーさせたサウンドがこのアルバムの価値をさらに上げているような気もしますが、やはり特筆すべきは、彼の歌声かなと思います。
この体格からは想像できない(?)はたまた想像を超えた、優しく包み込むようなテナーヴォイスが彼の持ち味なのですが、時折魅せるファルセットにもう感服。聴いているだけで、寝れちゃいます・・・。
個人的には、センチメンタルに歌い上げた情熱的バラード『Love Is You』に惹き込まれまくりです。


8. K'Jon : Moving On

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2009年に、Universal Republicよりメジャーデビューアルバム『I Get Around』をリリースし、US R&Bアルバムチャートでは1位を記録するなど、一躍スターダムに登り詰めた「K'Jon」(その後メジャー解雇、インディから再出発)
現在は家族を養うため、昼間は仕事をしながら夜はシンガー活動と、かなり多忙な生活を送っているそうで。
アルバムをリリースするに至っても様々な葛藤があったと思いますが、リリースされた再出発アルバム『Moving On』を聴く限り、彼の頑なな意志(アーティスト精神)はそんな壁をもぶち壊したようにも思えます。
今作を一言で表すなら、彼の"人間味が滲み出ている"作品といったところでしょうか。
例えば『My Lil Sister』や『Super Momma』等、家族のことを歌った楽曲も収録されていて、彼の日常生活がそのまま反映されているアルバム構成といっても、少なからず間違いではないかと。
故に、彼の"音"に対するアグレッシブ且つ貪欲な姿勢は、分かり易いほど楽曲に表れていますし、ストリート感満載の『Bad Gurl』なども高い評価を受けるべきですよね。


9. J.Melody : A Lesson In Love

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インディR&Bフリークにはお馴染みの「J.Melody」が昨夏に放った、1st Album『A Lesson In Love』
プロモーション力が弱いためか、フィジカルでリリースされたのにも関わらず、他サイトではほぼスルー状態・・・。
美メロナンバーから、スロウバラードまでかなり良曲満載だと思うのですが。勿体無い。
2012年にリリースされたインディアルバムの中でも、かなり完成度の高いアルバムだったので、他メジャーアルバムを差し押さえて9位に選出致しました。


10. Natasha : Sending Out a Message

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10位に登場するのは、豪州のソウルシンガー「Natasha」が放った1st EP『Sending Out a Message』
日本では「Sweet Soul Records」さんから国内流通が掛かりましたが、もう少し注目されても良いのではという意味合いも込めて、こちらでプッシュ。
この麗しい顔立ちからは想像できない、なんともパワフルな歌声の持ち主で、全身全霊で歌い上げるその姿はなんとも魅力的。
また、SoulだけなくR&BからPOPまで様々なジャンルにクロスオーヴァーした楽曲が、アルバムを彩ります。
特にアルバム冒頭を飾る『Light On』なのですが、R&B/Soulファンの方は必ず頷いて頂けるかなと。
今後が益々楽しみな、注目株の1人ですね。





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