『Album Review』 -【MASATOSHI / MY SOUL】-
MASATOSHI / MY SOUL
先日、6月13日にリリースした1st Mini Album『New Asian Funk』が各方面で人気を博している次世代ボーカルユニット「Funk On Hip」のリードボーカルでソロとしても活動を続けている「MASATOSHI」がユニット結成前に放った自主制作盤 1st Miini Album『My Soul』をご紹介。
その巧みな音楽センスと並行して「オリジナリティ」にこだわり完成した『My Soul』
アルバム随所で感じられる音楽に対するセンセーショナルな内容の歌詞がリスナーに対する彼の問いかけとなっているかのようだが、それが「説得力」に欠けること無く思わず「なるほど」と思ってしまうものだからアルバムを通して全く迷いどころがない。
それどころか「時代の変化」「音楽の移り変わり」に物ともしない、彼のアイデンティティに溢れる個々の楽曲は
現代の私たちが忘れかけている音楽を通しての「考え方」そして潜在的な「音楽の力」を鮮明に表現している。
このアルバムにおいては、SOUL,New Jack Swing等の影響を受けた土台をしっかり張り巡らせながらも言ってみればジャンルに置いての境界線を置いていないように思える。
それは常に音楽に対しての受け身の姿勢を忘れることなく吸収し続けているからこそ、リスナーに対する個の表現の仕方を心得ているからであろう。
まさにそれが、彼がこのアルバム通して描く『My Soul』なのかもしれない。
(Tracklist)
1: Crazy Funky Music
2: Sexy Lady
3: Real
4: Dance And Love
5: 雨の香り(Bonus Track)
発売元 MASATOSHI 2010 11/17
1. Crazy Funky Music
冒頭からTalk Boxが炸裂し「Funk」色が強い楽曲。
うねるようなバウンスに力強さを感じながらも、彼一色に染められた個性溢れる楽曲はどの時代でも適応しそうな中毒性のあるものになっています。
2. Sexy Lady
イントロから男気溢れるムーディな楽曲を演出している彼ですが、終盤で魅せる独特なフェイク仕込みまでかなり
軸がしっかりとした楽曲です。
楽曲全体の解放感もさることながら、常に一歩先を行く彼の音楽性が何とも頼もしい。
3. Real
彼が多々インスピレーションを受けているという「New Jack Swing」をテーマに、熱い音楽に対する思いを率直にリスナーに問いかける「ミュジーックラヴァー」らしい説得力のある楽曲になっています。
「音楽とはこれだ!」と言わんばかりにフックでの「Listen To The Music!!」というフレーズがたまらなく痛快。
また彼のハートンボイスが上手く高低差をつけていて、一度聴いたら病みつきになりますね。
4. Dance And Love(※Official SiteにてFree DL可)
このアルバムのタイトルでもある『My Soul』に通ずるようなソウル色を基調とした楽曲。
夏の淡い恋模様を淡くどこか温かく・・・。
しかし、決してキラキラし過ぎた普遍的なバラードではなく、喉につまることもない大人の落ち着いた楽曲になっています。
夏に向けたサビも特徴的ながら、楽曲が終わった後もしばらく余韻に浸ってしまいますね。
これを夏に聴くと「夏が終わって欲しくない・・・」という衝動に駆られそう。
5. 雨の香り
イントロから完全にリスナーを虜にしてしまう「哀愁」全開のアコギがたまりません。
雨が止んだ後の静けさと清さを感じるものになっていますが、歌詞は切なく儚い色を表現。
アコギ音がよりナチュラルテイストに仕上げていて、彼のセンシティブな歌声がしっとりと染み込みます。
(Biography)
2008年、Soul,Jack Swingといったブラックミュージックに影響を受けたことがきっかけでクラブシンガーとして関西を中心に活動を開始。
2010年には、自主制作1st Mini Album『My Soul』をリリースし多方面から話題を呼んだ。
また、J-WAVEの「SPIDER SOUNDS」にて一週間オンエアアーティストに選ばれ、着うたフルviBirth Mobile by GIGAにて1位を獲得する。
甘いルックスとは裏腹に力強いハートンボイスでリスナーを魅了し続ける彼が、2012年同じくクラブシンガーとして活動していた「歩」とタッグを組み結成に至った「Funk On Hip」のメンバーとしても活動を展開。
6月13日に発売されたユニットとしての初の1st Mini Album『New Asian Funk』でも独特の存在感を魅せつけながらも、その説得力のある歌詞の内容また、音楽に身を委ねて個の思いを見事に表現したアルバム構成から既に各界からの反応の声は大きい。
ソウルシンガーから「Funk」スタイルを主軸としたユニットでの活動と多彩で強いポテンシャルを感じられる彼だが、近頃YouTube等でもカヴァ―動画をアップするなど勢力的に活動中。
次世代ボーカルユニット「Funk On Hip」のメンバーとして活動を始めた彼がこれからどのような色を魅せてくれるのか益々期待がかかる。
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