<インタビュー>- 【KYOtaro 新曲リリース! ワンマンライブに懸ける思いとは】-
本日デジタルシングル『Be alright』をリリースした、シンガー・ソングライター「KYOtaro」からインタビューが到着!
新曲『Be alright』、またワンマンライブに懸ける思いを語って頂きました。
◆まず、デジタルシングル「Be alright」のリリースおめでとうございます!
ありがとうございます!
◆これまで以上に凄くメッセージ性のある楽曲ですね。
そうですね、ほんとに吐き出すようにできた曲で。
みなさんそうなんだと思うんですが、ミュージシャンって仕事は特に『壁にぶつかる』なんてのは一生付きまとうものだと思うし、むしろ自分で壁を作って乗り越えていかないといけないものだと思うんです。
だけど、ずっと力んで踏ん張って生きて行くのなんて絶対無理やないですか。
だから大切なのは『気合い』じゃなくて『意思』なんだと思ってこの曲を作りました。
それと、僕にとっては、歌への向き合い方を少し変えた曲でもあります。
◆トラックプロデュースは「Shingo.S」さんということで。
はい。ご縁あってShingo.Sさんと作らせていただけることになってお願いしました!
ほんとに素晴らしいトラックで、気持ちよく組まれたビートなのに格好良くて、歌のパワーを増幅させるような感動的なつくりになっているので、是非皆さんに聴いていただきたいです。
僕のこれまでの楽曲の中でも、一番ジャンルの枠を飛び越えた楽曲になっていると思います。
◆それで今年から上京して活動をされているわけですが、東京での生活には慣れましたか?
まだ一年も経ってないので慣れたと言うと嘘になるので慣れてません!人多いです・・・(笑)。
◆これまで活動拠点にしていた関西を離れようと思ったのは何故ですか?
自分の環境をフレッシュにしたかったのが一番ですが、これからやりたい挑戦も東京にあったし、今の時代拠点がどこでも飛び回れば同じですからね!
大阪でもまだコンスタントにライブを続けていくつもりです。
◆そんな中、決まった初のワンマンライブですが、このタイミングで開催しようと思ったきっかけはなんですか?
とってもやりたかったからです!(笑)シンプルにもっといろんなもの見せたかったし、ある種これも挑戦の一つですね。
本当、盛り沢山お腹いっぱいで帰っていただけるよう頑張ります!
◆大阪の会場は既にソールドアウトになっているんですよね。
そうなんです!ありがたいことに。ほんとに嬉しいです。
◆以前のインタビューで「とにかくライブを大切にしている」というお話を伺ったのですが、このワンマンはまさに集大成といった感じですか?
集大成というか盛りだくさんって感じです!!
ワンマンで初披露する曲もありますね。
◆最後に、インタビューをご覧になっている方へメッセージをお願いします!
この度『Be alright』という曲をリリースさせて頂く事となりました。
必ずどこか、あなたの心に響くことを約束します。ぜひゲットして聴いてみてください!
宜しくお願いします!
インタビューは以上です。ありがとうございました。
<KYOtaro New Single : Be alright "好評配信中!!">
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<自身初となるワンマンライブの開催が決定!!>
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<インタビュー>-【erie : 甘美な歌声で魅了する深海の歌姫】-
2010年に本格的な音楽活動をスタートさせ、そのミステリアスな佇まいと甘美な歌声で人々を魅了してきた関西在住のシンガー・ソングライター「erie」
そんな彼女が、ソロ活動、そして様々なアーティストのバックコーラスなどの活動を経てこの度、待望のファ―スト・シングル『sea / He Is』をリリースした。
出会いや別れをテーマに制作したという本作は、彼女のありのままの気持ちがエモーショナルに綴られた「sea」、そして甘美な歌声にうっとりしてしまうハートフルな「He Is」と、まるで寄せては返す波のように"淡く濃く"描かれた2曲の構成。
今回、Next Star Musicはそんな彼女のミステリアスで"底知れぬ"魅力にせまるべく、独占インタビューを決行した。
◆ まず初めに、簡単な自己紹介からお願いします。
関西を中心にシンガー活動をしている「erie(エリー)」です!
2010年に音楽活動を始めて、今年でちょうど4年目になります。
◆ 少しこれまでの経歴についてお伺いしたいのですが、そもそも歌手を目指そうと思ったきっかけは何だったのしょうか?
高校で音楽の勉強やレッスンを受けていたんですけど、その頃から音楽を通して何かを表現したいと思っていたので、何かきっかけがあったっていうよりかは結構自然な流れで歌手の道を目指すようになっていました。
◆ これまでどのような音楽やアーティストに影響を受けてきたのですか?
私の実家が美容室をやっていて、そこで父親が「EAGLES」とか「Simon& Garfunkel」とかかなり懐かしい感じの曲を流してたんですけど、ある日そこで働いていたお姉さんがその当時流行っていた「Backstreet Boys」や「Christina Aguilera」を流しはじめて、凄い衝撃を受けたんです。
「え、最近の洋楽めっちゃかっこええやん!」って(笑)。
それからジャンルとかは意識せず色々と聴いていたんですけど、その中でも特に影響を受けてきたのは「TLC」かなあ。
音楽も勿論そうですし、ファッション等にもかなり影響を受けてきましたね。
◆ 三つ編みにしたりとか?(笑)
そうそう!家でお腹出して踊ってましたからね(笑)。
---------------------------------"ありのままの自分を音楽で表現したい”---------------------------------
◆ !(笑)では、本格的にクラブやライブハウスなどで歌い始めるようになった経緯をお聞かせください。
高校を卒業してから、具体的にどうしていいかわからなくて悩んでいた時期があったんですけど、そんな時にレッスンを受けていた先生から「ちょっとコーラスやってみる?」って連絡をもらって。そこから色んなライブにコーラスとして参加させてもらうようになったので、最初はソロというよりかはコーラスを中心に活動をしていました。
でも、コーラスをやっているうちに「真ん中で歌ってみたら?」とか「曲作るから歌ってみなよ!」って言ってくれる仲間が凄い増えてきて。
そこからですね、本格的にソロとして歌うようになったのは。
だから、本当に周りのサポートがあったおかげで今歌えているんだなって実感しています。
◆ 今回、ソロとして音源のリリースに踏み切ったきっかけは何だったのでしょうか?
実は何かを”形”にすることが凄く苦手で。なんて言うか多分、自分の音楽をリリースすることに対して神経質になりすぎている部分があったんだと思うんです。
これは何かダメなんじゃないかなとか、リリースしたらもうそこで終わるんじゃないかなって・・・。
でも、私も音楽活動を始めて今年で4年になりますし、そういうマイナス要素ばかりを考えるんじゃなくて、”ありのままの自分”を思いっきり音楽で表現してみようって気持ちが強くなってきたんです。それで今回リリースに踏み切ることにしました。
◆ なるほど。1曲目の「sea」はそういったパーソナルな思いがひしひしと伝わってくる楽曲ですね。
ありがとうございます。
この「sea」は「別れ」がテーマになっているのですが、私自身の過去に1つの区切りをつけるっていうか、そういったものを浄化するために作った曲でもあって。
自分のしんどかった、辛かった経験を浄化するために歌を作るなんて、すごくわがままで1人よがりかもしれないですけど、これは私だけではなくて誰にでも当てはまる部分があると思うんですね。
例えば、あの時ああしとけば良かったとか、時間が経ってもいつまでも後悔していることって。
だからこそ、そういった私の”素の部分”を歌詞にしていくことで、少しでも共感してもらえたらいいなと思ってこの曲を作りました。
◆ 2曲目の「He Is」は打って変わってかなりハートフルな感じですよね。
そうですね。「オレンジ」っぽい色をイメージして作りました。
1曲目の「sea」が別れだとしたら、「He Is」は出会いがテーマになっているので、朗らかな気持ちで聴いて頂けるんじゃないかなと思っています。
◆ このHe Isの後は、どんな言葉が入るんだろうって考えちゃいました(笑)。
う~ん、He is so “Special”ですかね?
歌詞の中で「Everything you’re my special」っていう部分があるんですけど、こういう「Special」みたいな素敵な言葉を入れてもらいたいです(笑)。
------------------------------"一番こだわっているのはライブパフォーマンス"------------------------------
◆ この2曲とも、凄く甘美な歌声に惹かれたんですけど、erieさんはご自身のトレードマークは何だと思いますか?
そうですね・・・歌声は自分でもパンチがないなって思うときがあるんですけど、逆に今言ってもらった甘い歌声や、皆さんを癒せるような歌声を武器にしていけたらいいなと思っています。
◆ では、ライブ活動やその他制作などを行っていく上で、誰にも「譲ることのできない」こだわりはありますでしょうか?
小さい頃から洋楽を聴いてきたっていうのもあるので、制作を行う上では、英語の発音とか日本語との歌詞の組み方にかなりこだわってやっていますね。
でも、一番はこだわっているところはライブでのステージングなんです。やっぱりお客さんにとって、ライブで見た時のアーティストの印象って本当に大事だと思っていて。勿論歌に関してもそうなんですけど、その時の衣装やパフォーマンスってすごく印象に残るじゃないですか。だから、ただ単にライブをするんではなくて、そういったところにもきちんと私なりの”こだわり”をもってやっていけたらいいなと思っています。
◆ それを踏まえた上で、今後の活動目標をお聞かせください。
今年は今回の配信であったり、ミュージックビデオの撮影など新しいことにたくさんチャレンジさせてもらっているので、もっともっと色んなことにチャレンジして、新曲もどんどん作っていけたらいいなと思っています!
◆ 最後に、これをご覧になっている方へメッセージをお願いします。
応援してくださっている皆さん、いつも本当にありがとうございます!
そして、このインタビューを見て私のことを知ってくれた皆さん!是非ライブにも足を運んで頂けたら嬉しいです。
まだまだ未熟な部分もありますが、これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします!(erie)
◆ インタビューは以上です。ありがとうございました!
<erie First Single : sea / He Is "好評配信中!!">
1. sea
2. He Is
2. He Is
◆ erie OFFICIAL BLOG → erie-1990.blogspot.com
◆ erie Twitter → https://twitter.com/erie_1990
<近日ライブ情報>
6月7日(土)
"Bright Time"
at : 長堀橋CELL
Open : 16:00
チケット : 2500円(ドリンク代別途) 当日 3500円
出演シンガーSinger : erie/ 岡田大毅/ aill/ Smooth/ Freshboyz
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<インタビュー>-【S-KEY-A : 待望のファ―ストシングルで贈る 2つの"ギフト"】-
2006年、「Nao'ymt」プロデュ―スによる"Boom Boom Boom"で日本のR&Bシーンに衝撃を走らせた歌姫「S-KEY-A」を覚えているだろうか。あの伸びのある透き通った歌声と感情描写に富んだ作詞センスでR&Bファンを虜にした彼女が一旦の活動休止を経て、この度2014年1月29日に自身初となるシングル盤"I know... / Gift"をリリースした。
本作は、アコースティック調のバラード"I know..."そして前向きなメッセージが込められたリズミカルポップ"Gift"と彼女の最大の武器である「歌声」そして「歌詞」に焦点が当てられた2曲になっていて、まさに彼女の魅力を凝縮した作品と言っても過言ではない。
確かに、見方によってはポップスアプローチの2曲になっているかもしれないが、8年前と変わりないノドや歌い回しは確かに彼女だし、また「活動休止」や「尊敬する人の死」いろいろなものを乗り越えてきた彼女だからこそ、歌詞はリアルなまでにパーソナルを浮き彫りにし、ひしひしと伝わってくるから非常に感慨深い。
そんな彼女のこれまでの旅路、そしてこれからの動向に迫るべくインタビューを決行。
本邦初公開となる彼女の本音に、是非耳を傾けて欲しい。
◆改めましてシングル"I Know.../ Gift"のリリースおめでとうございます。
ありがとうございます!
◆現在の率直な心境をお聞かせください。
「やっとCDをリリースできる!」という嬉しい気持ちの反面、リスナーの皆さんにどう思ってもらえるのだろうかとか色々考えたりして、なんか変なドキドキ感に襲われています。
25日の先行リリースライブに来て頂いた方には一足先にCDをお届けすることができたのですが、それもきちんと25日に間に合うようにCDが届くのかなってずっと心配していたので(笑)。
◆なるほど。やはり、自分のCDがリリースされるとなるといろんな面でドキドキしてしまうんですね。ではそのようなお話をお伺いしながら、少しキャリアについてお伺いしたいのですが、そもそもアーティストを目指すようになったきっかけは何だったのでしょうか?
元々歌うことは大好きだったんですけど、中学生の頃に「宇多田ヒカル」さんや「Mariah Carey」さんの曲を聴いて凄い衝撃を受けたんです。歌の上手さも勿論なんですけど、あの声はどこから出てるんやって(笑)。
それで「私もこんな風に歌いたい!」って思い始めて、ヴォイストレーニングに通うようになったのが、そもそものきっかけだったと思います。
◆特に「Mariah Carey」に相当影響を受けたみたいですね。
そうなんです。
当時聴いていたのは"Emotions"っていう曲だったんですけど、子供ながらに彼女のホイッスルヴォイスにめちゃくちゃ圧倒されて。
そこから洋楽とかR&Bっていうジャンルを少しずつ意識し始めたので、やっぱり彼女の影響は大きいですね。
◆14歳の頃からヴォイストレーニングを始めて、オーディションにも出るようになったんですよね。人前で歌うことに、あまり抵抗とかはなかったんですか?
勿論緊張はしていたと思うんですけど、とにかく歌いたいって気持ちの方が強かったですね。
◆なるほど。自分の分岐点になったオーディションって何かありますか?
"MTV STAR TOUR"です。
その頃はカヴァー曲でオーディションを受けていたんですけど、MTV STAR TOURで周りのお兄さんやお姉さんががっつりオリジナル曲を歌っているのを見て、私もオリジナル曲作らなやばい!ってなって。そこから作詞を始めたりトラックメーカーさんと曲を作るようになったり、いちアーティストとして意識する部分が多くなりましたね。
◆それで「S-KEY-A」としての初リリースは、2005年 の"Just a little feat. STY"なんですよね。
そうです。大学の学際イベント"K.U.Rock Fever"で優勝して、リリースさせてもらいました。もう9年くらい前になるのかなあ。
◆これまた30枚って、幻的な枚数ですよね(笑)。
枚数が決まってたのかな?忘れちゃったんですけど、手作り感満載の自主制作盤です(笑)。
今も持っている方がいたら教えて欲しいですね(笑)。
◆この頃はまだ大学生ですよね。もうアーティストとして活動していきたいっていうビジョンとかはあったんでしょうか?
そうですねえ。高3のちょうど受験前(夏頃)に突然、アーティスト名考えようってなって、「S-key-A」っていうアーティスト名がついたんですけど、やっぱりアーティスト名がつくことによって自覚も芽生えてきましたし、より一層音楽活動に対する意志は強くなりましたね。大学に入ってからも、音楽以外のことはやりたくないくらいの勢いだったので、自分なりのビジョンは持っていたんだと思います。
◆それは周りが就職活動を行っていく中でもブレなかったんですか?
はい。アーティスト活動をやめて就職をするって考えは全く無かったです。
正直な話、大学4年の間になんとかデビューできるでしょ!みたいに思っていたので(笑)。
今思えば、そんなに甘くないよってツッこんでやりたいくらいなんですけど、その頃はとにかくライブ活動や制作を一生懸命やってました。
---------------------------------周りの人達に恵まれてたんだなぁって。----------------------------------
◆なるほど。それで翌年の2006年には、"Boom Boom Boom"で念願のiTunesデビューをされたということで。プロデュ―サーでもある「Nao’ymt」さんとはどういう経緯で知り合ったのですか?
当時「Nao’ymt」さんが「シンガー募集」っていう見出しをホームページに載っけていて、それを偶然見た知人から教えてもらったことがきっかけだったんですけど、応募してみたらNaoさんからすぐに連絡が来たんです。
でも、まさか自分が受かるとは思ってもみなかったし、私「安室奈美恵」さんの"WoWa"って曲がめちゃくちゃ好きで彼がこの曲をプロデュ―スしたってことも知っていたので、「本当に私みたいなアーティストで大丈夫なんやろうか」って本当にドキドキしていました。
確か、レコーディングの前日とか緊張し過ぎて泣いてましたからね(笑)。
◆(笑)彼との制作で印象に残っていることはありますか?
コーラス録りがとにかく多くかったのがとても印象に残っています。結構大変だったんですけど、でもその作業も本当に楽しくて、レコーディングも6時間くらい?ずっとやっていたんですけど、かなりあっという間に感じましたね。
◆その後は「U-Key Zone」さんプロデュ―スの"アイシテル"の配信、「Nao’ymt」さんの『Nao’ymt wit’-1st Season-』の参加など、結構シンデレラストーリーみたいな感じで進んでいきましたよね。
あ~!そう言われてみれば、そうなのかもしれないですね。
本当に周りの人達に恵まれてたんだなぁって、最近つくづく感じています。
◆それから次の「歩×S-KEY-A 」"モノクロカラー"の無料配信までは約2年くらいのスパンがありましたが、この間は事実上音楽活動を休止されていたんですか?
そうですね。もう辞めようと思っていました。なんかどうしたら良いか自分でもわからなくなったんですよ。自分では頑張っているつもりでも、全然結果がついてこなくて・・・。
実際オ―ディションも落ちまくってたし。
だから私はアーティストに向いてないのかなって思ったり、私以外にも女性シンガーおるし別に私おらんでもええやろって自己嫌悪に陥ったりして。
多分精神的にきてたんだと思います。
◆う~ん。大変だったんですね。
今となっては、あの時ああいう経験して良かったなって思えるんですけどね、その時は本当に苦しかったです。
あと、東京でライブをさせて頂くときは夜行バスで行ってたんですけど、それが結構つらくてつらくて。
◆体力的に?
そうそう。すごい頭痛に見舞われたりして、接骨院に通いまくってました。(笑)
そんな私を見かねて親も、「あんた本当に大丈夫なん?」って心配してくれたんですけど、それこそシンデレラストーリーって言うか、ここまで来たんやから頑張らなあかんってめっちゃ自分を追い込んで。だからもう気付いた時には心も体もボロボロでした。
◆じゃあ、その後は休養という形で?
そうですね。
別に音楽活動を完全にやめていたわけではないんですけど、これ以上親にも迷惑かけられないし、自立せなあかんなって思い始めて一度社会人として働くことにしました。
◆ちょうどその頃から、ヴォイストレーナーとして働き始めたんですよね。
そうなんです。
ヴォイストレーナーは現在進行形でやらせてもらっているんですけど、その頃はもう一つの仕事と掛け持ちしていました。
◆やっぱり、音楽の事に関わっていたいという思いはあったんですね。
音楽活動を休止してもやっぱり音楽が大好きだったし、何かしら関わっていたいっていう気持ちもあって。色々とあった選択肢の中で悩んでたんですけど、ちょうどヴォイストレーナーをやってみませんかっていうお話を頂いて、やらせてもらえることになりました。
◆活動休止中に自分自身で何か変わったなとか気付いた部分ってありますか?
自分以外の人のために作詞をするようになったり、人に教えることで、物事を客観的に見れるようになりましたね。
それまではアーティスト目線って言うか、どうしても主観的に見てしまいがちだったんですけど、一般社会に出てこれまで以上に接する人が多くなったことで、色んな考え方ができるようになった気がします。
◆再びアーティスト活動を再開したのは何かきっかけがあったのですか?
ヴォイストレーナーとして働くようになってから子供たちと接する機会が増えたんですけど、彼らが純粋に夢へ向かって頑張っている姿が凄く輝いて見えたんです。それこそ自分が夢を追いかけてた頃のことを思い出したりして。
でもそれと同時に、そんな子供たちに教える立場の私が途中で夢を諦めてえんやろかって考えるきっかけにもなって。それで、もう一回チャレンジしてみようってなったんです。
ただ、前と同じ二の舞を踏みたくなかったので、あんまり前みたいに無理はせず、楽しくできれば良いなって感じで少しずつライブ活動などを再開するようになりました。
◆オーディションで一緒になった仲間や周りが活躍していくなかで、何か感じる部分はありましたか?
アーティスト活動を休止する前は、みんなのことをライバルやと思っていたし焦っていた部分もあったんですけど、活動を休止してからは素直に応援できるようになりましたね。
でも、その頃マスコミ関係の会社で受付の仕事をしていて、そこにMTV STAR TOURでも一緒になった「EMI MARIA」ちゃんや「JAY’ED」さんが取材に来たときは、さすがにつらかったですけどね(笑)。
--------------------------「伝えよう」っていう気概を持ってライブに臨むことが大事--------------------------
◆活動を再開されてからは「Prime Days」に出演されたり、石井健太郎さんプロデュ―スのコンピレーションアルバム「Emotional Scene」に楽曲が収録されたり、表舞台に立つことが多かったですよね。
「Prime Days」なんかは大きな会場で目の前にたくさんのお客さんがいたわけですが、どんな景色でしたか?
う~ん、実はあんまり覚えてないんですよね。
演技も少しさせてもらったんですけど、めっちゃ必死すぎて客席を見る余裕も無かったので(笑)。
でも、たくさんの人の前で歌う場面は本当に幸せな瞬間でした。
◆ライブの時に気を付けていることや意識していることがあればお聞かせください。
当たり前のことなんですけど、ライブって歌う側と聴く側によって成りたってますよね。だから一方的に歌ってもそれじゃ伝わらないし、ライブっていうものも成り立たない。
勿論ライブによっては聴いてくれない人もいるかもしれないし、伝えたいことも伝わらないかもしれない。でも、アーティストとしてそのステージ上に立つなら、そこで諦めるのではなくて、プロとしてのプライド、そして「伝えよう」っていう気概を持ってライブに臨むことが1人でも多くのお客さんを楽しませることに繋がるんじゃないかなって思って取り組んでいます。
◆さて、それでは本作『I Know.../ Gift』についてお伺いしたいのですが、何故このタイミングでシングルをリリースしようと踏み切ったのですか?
元々昨年の12月に東京の事務所からアルバムをリリースすることになってたんですけど、事情で事務所を辞めることになり、勿論アルバムの話もなくなってしまって。
でも、待ってくれていた皆さんに申し訳ないし、シングルでも良いから出したいって思ってたんです。
そしたら、本作でもお世話になっている「石井健太郎」さんのマネージャーさんが手伝ってくれることになって、そこからようやくスタートを切った感じですね。
◆シングル両曲をプロデュ―スされている石井健太郎さんとは、どのようなコンセプトにしようって話を進めていったのですか?
"I Know..."は元々ライブなどで歌っていた楽曲で、"GIFT"の方は完全な新録曲なんですけど、特にコンセプトとかは設定しなかったですよ。その時あった出来事とかインスピレーションを汲み取りながら作っていったので。
◆季節的には"Snowflakes"なんかも良いかなって思ったんですけど、やはり新曲を届けたいという思いは強かったんですか?
そうですね。"Snowflakes"は毎年この季節になるとリリースしたいなって思っているんですけど(笑)せっかくファ―ストシングルと銘打ったからには、どちらも新曲の方が良いかなって。
◆なるほど。それでは先ず"I Know..."についてお話をお伺いしたいんですけど、こちらはアコースティック調で感情描写に富んだ楽曲になっていますよね。
はい。
この"I Know..."は、ある女の子が彼女のいる男の子を好きになってしまい、「叶わない恋だとわかっているけど・・・好き」っていう女性の切ない恋愛模様を描いた楽曲で、シンプルにアコースティックなアレンジで歌わせて頂きました。
◆対して"Gift"はリズミカルなポップチューンになっていますが、歌詞自体は自分自身への問いかけっていうか、人生観みたいなもの描かれていますよね。
そうなんです。
曲を作っていた頃にちょうど、この歌詞の内容を書くような出来事があって。
◆はい。
先日、私がアメリカに留学していた時にお世話になったホストマザーが病気で亡くなったんですね。それでめっちゃ泣いてたんですけど、ふと彼女とのメールを読み返していた時に、彼女からもらった言葉に「前向きにならな」って思わされたんです。
「You have talent, and you've got the voice」
「Don't ever give up on your dreams, baby」
これ全部彼女からもらった言葉です。
それで、彼女の言葉を残せたらいいなぁと思って、歌詞に入れました。
Bメロの「How many years I have left?(私にはあと何年残ってる?)」って歌詞があるんですけど、今回のことで本当に生と死って遠いようで近いものだなって改めて感じたんです。
ちょっと暗くなっちゃうけど、自分の死もそうですし身近な人の死もそう。
だからこそ、常に自分を信じて生きていかなあかんなって思うようになって。
◆後悔のないように。
そう。
だけど、これは自分だけのことだけじゃなくて、皆にもあてはまる部分があると思うんです。皆それぞれに夢や目標があるなかで、時に失敗をして自分を信じれなくなるかもしれない。でも、一度きりの人生なんだし自分のGIFT=才能や可能性を信じて前を向こうよって。
そういった力強いメッセージを伝えたくて、この楽曲を作りました。
◆確かに歌詞はかなり印象的でした。本作のように、歌詞は実体験を元に書かれているものが多いのですか?
昔は、実体験のものがほとんどで、恋愛中のもどかしさなんかをばーって歌詞にしてたんですけど、最近はソングライティング(Flower等)のお仕事頂けるようになって不思議と曲を聴くだけで感情移入できるようになりましたね。
◆最近聴いた曲で、良いなとか面白いなって思った曲の歌詞って何かありますか?
最近は「荒井由実」さんの"卒業写真"とか好きですね。
ストリートライブでこの曲をやろうかなと思って聴いていたんですけど、歌詞がスッと入ってきて覚えやすいんですよ。イメージがすぐにできるからかな?めっちゃ良い歌詞だなって思います。
◆では作詞もする時も、そういったわかりやすい歌詞を書くようにされているんですか?
そうですね。歌詞に自分の音楽観とかスパイスを効かせつつも、皆さんに少しでも愛着が湧いたり、親しみを持ってもらえるようなソングライティングを目指しています。
------------------------------やっと初めの一歩を踏み出せたような気がする------------------------------
◆そう言えば本作、ジャケットもかなりこだわられてますよね。
そうなんです。
何個かあるパターンの中からこのジャケットを選んだんですけど、マネージャさんが「これはどう?」って持ってきてくれた時に、結構感覚的な感じで「これにする!」って即決で決めたんです。
でも、後々よく考えてみたら、ホーリーバイブルが象徴する「神様」のイメージと、「時間(限られた命)」を表す時計が"GIFT"の内容に物凄くマッチングしてたんですね。
それで私の好きな鍵も入ってるし、「もうバッチリやん!」みたいな。
◆鍵が好きって珍しいですよね(笑)。
え、ほんまですか~?
でも私、鍵が流行る前から好きでしたから(笑)。
小さい頃に持っていた鍵にすごい思い出があって、なんか鍵を見る度に愛おしく思えちゃうんですよね。
◆ちなみにこのシングルの「S-KEY-A」さんを、鍵を使って表すとしたらどのような位置づけになっていると思いますか?
う~ん、難しい質問ですね(笑)。
なんか鍵を使ってやっと扉を開けた感じ?ですかね。これでやっと初めの第一歩を踏み出せたって言うのかな。
◆これから、「S-KEY-A」さんが目指していく音楽ってどのようなものですか?
正直に言うと、R&Bでなくちゃダメみたいなこだわりは特になくて。
曲を作るときも、その時のインスピレーションでトラックメーカーさんと相談しながら作ることが多いんですね。
でも、私の事を知ってくれた方は"Boom Boom Boom"とか"アイシテル"とかを聴いて知ってくれた方が多いと思うので、次に出す曲はR&Bにしたいなと思っています。
◆それを含めた今後の抱負をお聞かせください。
直近の目標で言うと、CDを1000枚全て売り切ることです(笑)。
CDをリリースするって言っても自己満足で終わってしまったら意味が無いので、きちんと皆さんにお届けして、そこから次のシングルなりアルバムに繋げていきたいですね。
あと、それも兼ねて地方とかでライブをしてみたいです。
これまでは関西や関東のライブがほとんどで、地方のファンの方に中々お会いすることがあまりなかったので、この機会に是非行ってみたいですね。
◆アルバム楽しみにしています!(笑)
ちょっとそれ言わないでくださいよ(笑)。
でも、アルバムを出すことは長年の夢でもあるので、できるだけ早く皆さんにお届けできるように頑張ります!
◆それでは最後になりましたが、これご覧になっているファンの方やリスナーの方にメッセージをお願いします。
凄く長い時間待たせてしまって、ごめんなさい。
それでもずっと待ってくれて、ずっと励ましてくれて応援してくれて、本当に本当にありがとうございます!!
皆さんが居てくれる私は本当に幸せものです。こんな私ですが、これからもよろしくお願いします!
◆インタビューは以上です。ありがとうございました。
<S-KEY-A First Single : I know... / Gift "ご購入はこちらから">
1. I know...
2. Gift
2. Gift
3. I know...(Karaoke)
4. Gift(Karaoke)
"I know.../Gift" sample ver. by SKEYAjp
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4. Gift(Karaoke)
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<Biography>
14歳の頃にヴォイストレーニングを開始、その後アーティスト「S-key-A」として活動を展開する。
大学在学中には学際コンテストで優勝し、後に「少女時代」や「EXILE」を手掛けるようになるトッププロデューサー「STY」を迎えた自主制作シングル"Just a little feat.STY"をリリース。
2006年には、「Nao'ymt(安室奈美恵), (三浦大知)」の目にとまり"Boom Boom Boom"でiTunesデビューを果たす(R&B/ソウルチャート3位)
翌年には「U-Key Zone(宏実,為岡そのみ)」プロデュ―スによる"アイシテル"の配信やR&Bシンガー「CIMBA」のアルバム『REPLAY』に参加するなど精力的な活動をみせたが、これを境に一時活動休止。
その後は、ヴォイストレーナーや作詞家(Flower等)としてシーンに貢献しながらも、2012年頃より徐々にライブ活動を再開。
そして2014年1月29日、満を持してFirst Single"I know... / Gift"をリリース(通販とライブ会場限定)
伸びのある透き通った歌声と感情描写に富んだ作詞センスに定評がある、関西を代表する歌姫の一人。
<近日ライブ情報>
2月11日(火・祝)
"DorothyLIVE2014 vol.02-TOKYO-"
at 四谷LOTUS
OPEN16:45 START17:00
予約 2,500円/当日3,000円/女性1,500円 +(ドリンク代)
2/13(木)
"Bon Voyage"
at BERONICA(大阪・京橋)
OPEN 18:00 / START 19:00
予約 ¥3,000 / 当日 ¥3,500 +(1D&1F別途オーダー制)
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<インタビュー>-【YU-G : 新章突入へ"PASSING!!"で打ち出す新たなYU-G像とは】-
シリアス且つニヒルなリリックと、持ち前のハイトーンヴォイスで話題を呼んだ1st Album『I'm Still In Here』から約4年。大阪の雄「YU-G」が待望のニューアルバム"PASSING"をリリースした。
今年3月から5作連続で配信された"With U feat.草川瞬"などの既発シングル曲を筆頭に、エッジの効いたフロアーチューンから心温まるバラードまで、多種多様なアプローチに思わず息を飲み、いちヴォ―カリストとしての威厳さえも感じられることができる作品に仕上がった本作。そんな本作でまさしく彼が提示しているのは、新たなYU-G像ではないだろうか。新境地を切り開くべく自らのポテンシャルを惜しみなく発揮し、よりマインドを開花させた新たなYU-G像がこの2nd Album『PASSING!!』が意図するものだと僕は感じた。
Next Star Musicはそんな彼の本音を聞き出すべく独占インタビューを決行。彼の今の思いとは、そしてアルバム"PASSING!!"が意図するものとは。
◆ いよいよ12月11日に、2nd Album 『PASSING!!』が発売されるわけですが、この一年間は5作連続配信に始まりアルバムリリースと、忙しく活動されていらっしゃる印象が強かったです。
そうですね。
表向きの活動で言うと、そういった部分が目まぐるしく映っていたかもしれません。
でも、配信シングルにしても本作のアルバムにしても、楽曲自体はほとんどが録り終えているものだったので、楽曲を制作する活動よりかはライブを取るための営業であったり、それこそリリースした作品のプロモーション活動の方が、個人的には忙しかったです。
◆ ちなみに、アルバムのリリースは今年の目標として当初から掲げられていたのでしょうか?
う~ん、実はそうでもなかったんですよ。
勿論、アルバムをリリースしたいっていう思いはぼんやりとあったんですけど、まだまだ僕自身もわからないことが多かったですし、3月に"With U feat.草川瞬"をリリースした時は色々と問題点も出てきて、このままで大丈夫なのかなって思っていました。
でも、シングルのリリースを重ねていくなかで、その問題点も徐々に解決されてきて、最終的にはアルバムをリリースしたいっていう気持ちがドンドン前に出てきたんですよね。
そんな時にちょうど、配給元のレーベルの方とリリースの話が固まって、今回アルバムをリリースさせて頂くことになりました。
◆ 何故、このタイミングでのリリースを?
やっぱり冬ってR&Bが聴きたくなるじゃないですか?
◆ そうですねえ。
だからこのタイミング(冬)でのリリースっていうのもあるし、僕自身、今年3月にスタートした5か月連続配信のプロジェクトも、どこかで総括的なものを持たせないといけないなと思っていた部分があったので、12月にリリースするに至りました。
◆ ご自身にとって『I'm Still in here』に続き、2作目のアルバムとなるわけですが、1st Albumをリリースした時との心境の変化の違いは何かありますか?
『I’m Still in here』の時は、アルバムが完成した後そこで力尽きてしまって、思うようにプロモーションができなかったんですけど、本作は所属させて頂くようになった事務所の方との連携も含めて、ポジティブにアルバムプロモーションができているのではないかなと思います。
作品自体は、以前よりも大衆的な部分に着眼点を持って取り組めたことが大きな違いですし、個人的にはそれが良かったなって思っています。
◆ アルバムというひとつの形ある作品にすること。それはアーティストさんにとってはやはり大事なことだと思われますか?
そうですね。アーティスト目線で言えば、アルバムって音楽活動で一旦区切りをつけるための重要な要所だと思いますし、何よりアルバムっていう一つの単体にまとめることで、「作品」として扱ってもらえているんだなって感じることはあります。
そういう意味では、シングルとアルバムでは見出せる交換価値も全く違ってくると思いますし、そこに価値を感じてもらえたら嬉しいですよね。
◆ それではいよいよ本題に入っていきたいのですが、本作のタイトルを『PASSING!!』と名付けた理由からお伺いしてもよろしいですか。
1つ目の理由として、僕の音楽を皆さんに「届け(パス)続けています」っていう意味と、今のシーンの先輩方に向かって「追いつきます、追い越します」っていう意味合いから、このタイトルをつけました。
あとは・・・。
◆ 何か他にあるのですか?(笑)
僕が所属している事務所の社長さんが車好きなんですけど、なにかタイトルも車に重ねたものにしたいなって思っていたんです。例えば、クラクションとかドリフトとか。
それでちょうど僕が考えていた、届けるとか追い越すっていう部分に「パッシング」があてはまったからこのタイトルに・・・なんてちょっとした裏話もあります(笑)。
◆ 事務所の方含めて、みんなでアルバムを作っていきたかったと(笑)。
そういう意味で捉えて頂ければ(笑)。
◆ 少し個人的になのですが、1st Albumと凄くギャップがあるなと感じました。曲調的にも、YU-Gさんのアーティストイメージ自体も。
それは、良い意味で言えば「変化」でしょうし、悪い意味で言えば「流されている」で間違いないと思います。勿論、色々な意見があることは百も承知の上なのですが、僕が今やりたい音楽はこのアルバムで提示できていると思いますし、そういった部分はどのように捉えて頂いても構いません。
◆ 1曲目からEDM調の楽曲だったり、本作では約半分がフロアチューンということですが、僕の中で、YU-Gさん=ラブソングっていう方程式が勝手に出来上がっていたので、実はこういう大々的なアプローチを想像していなかったんです。
僕って、とにかく甘いラブソングしか歌っていないイメージがついているみたいなんですけど、JIDAI MASTERでバリバリ活動していた時とかは普通にフロアチューンも歌っていましたし、現にクラブシンガーなのでそういう曲がないと活動はできていません(笑)。
おそらく1st Albumの印象が強い方ってそういうラブソングのイメージをお持ちだと思うので、これを機にああYU-Gってクラブシンガーなんだなって知って頂ければ嬉しいですね。
◆ だからこそ、本作は良い意味でカテゴライズされていないようにも感じました。
あ~嬉しいですねえ。
僕も、そう感じて頂けたら一番嬉しいですけど、10人中10人がそう捉えてくれるかって言ったらまだまだそうではないと思うので、さらにキャパシティを拡げてオリジナリティが出せる楽曲を作っていきたいと思います。
◆ つい半年前のインタビューでも仰っていたように、良い意味でこだわりがなくなったことが関係しているんでしょうか?
そうですね。配信シングルでも色々な角度から僕の音楽を皆さんにお見せできたと思いますが、本作もその延長線上のものと捉えて頂ければ。
---------------------------------常に新しいYU-G像を提示する---------------------------------------
◆ では今後は、どういったアーティスト像で活動されていくおつもりですか?
勿論、現にクラブシンガーであるので、要所要所にそういった要素は落とし込んでいくつもりです。
かと言って、そこだけに留まってしまうとミニマムで終わってしまうと思いますし、もっともっと色んなシーンを見て、良い部分は上手く取り込んでいきたいですよね。
◆ なるほど。常に、新しいYU-G像をリスナーの方に提示していくわけですね。
はい、その通りです。
◆ 本作のコンセプトを教えて頂いてもよろしいですか?
とにかく、今僕のやりたい音楽をやってアルバムに収めただけなので、コンセプトっていうのは特に無いですね。
なので、楽曲的にもかなり幅広くなっていると思いますし、色んな角度からこのアルバムを聴いて頂ければと思います。
◆ 確かに、バラードとフロアチューンではそのアーティスト象の印象もガラッと変わりますよね。
そうですね。そういうのを狙って作ったわけではないんですけど、これもやりたいあれもやりたいって楽曲を作ってきたので、自然と色んな顔のある楽曲ができました。
◆ 2曲目の"Style Wars"や"Skill talk feat. JEFF&Young Yazzy"なんかは、結構毒づいたワードも入っていますよね。(笑)
本作のライナーノーツを担当してくれた白原ケンイチくんが、僕の『I`m Still in here』のレビューをサイトに掲載してくれた時に、僕のことを「シリアス且つニヒルな」っていう表現をしてくれていたんですけど、その表現が個人的には凄く気に入っていて(笑)。
それこそ、普段僕の楽曲は甘いラブソングばっかりだよねって思っている人にもこういう挑発的なアプローチをすることで、僕の違った一面が見せれるかなって思ったんです。
だから、サウンド的な面でもリリック的な面でもより尖った演出をさせて頂きました。
◆ 特にSkill talkは、彼らのラップが絡むことでより攻撃的な楽曲に仕上がっていますよね。
はい。二人ともすごい切れ味の良いラップをするので、それが良いエッセンスになっていると思います。
結構本音のこともポロっとこぼしていますが、やっぱりラップの世界って僕らのシーンよりももっとシビアな世界だと思うんですよ、特にスキルがあるとかないとかって結構重要視されていると思いますし。
だからこそ、よりリアルな部分を引き出すために、彼らにお願いしたんです。
あ、ちなみに二人ともめちゃくちゃいい奴なんで(笑)。
◆ それこそ、以前のインタビューの時に仰っていた二面性をみせるということに趣を置いた楽曲なのですか?
まさに、その通りですね。
◆ 昼と夜の顔があります・・・なんてことはないですよね?(笑)
常識の範囲内ならありますよ(笑)。
普段、気付かずに切り替えているだけで、おそらくどんな人でもあるんじゃないですかねえ。
◆ あ~そうかもしれませんね!こういった二面性のある楽曲を作ろうと思ったきっかけ何かあるのでしょうか?
高校生の頃に所謂mixture bandって呼ばれる部類の音楽が流行っていて、特に僕は「山嵐」っていうバンドが好きだったんですけど、彼らのROCKとHIPHOPを混合した斬新なスタイルに衝撃を受けたことが、最初のきっかけだと思います。
そこから大学生になって、R&Bを聴くようになった頃「OMARION」や「Ray J」とかがもっぱら全盛期だったんですけど、Ray jが2005年にリリースしたアルバム『Raydiation』に収録されている"Keep sweatin'feat.Fat Joe"って曲がめちゃくちゃフロアバンガーだったり、他にもわかりやすいところで言えば「Usher」の"Yeah!"とかCrunk×R&Bみたいな規格外のアプローチも好きだったんです。
そういったところから、彼らのような二面性を持った楽曲を作ってみたいなって思うようになりましたね。
もう何年も前のサウンドなんで、プロデューサーの「NAOtheLAIZA」くんに「古い曲を作っていると思われるから、おススメはできない」ってかなり反対されたんですけども(笑)。
◆ そもそも「NAOtheLAIZA」さんのように、クリエーター陣も前作より大きく変わっていますが、これは先程仰られたように、より大衆的なアプローチをしたかったからでしょうか?
はい。
1st Albumの時は、ガッツリR&Bを作りたかったので、本作でも"Show my love syndrome"という楽曲を手掛けてくれている「RYU-JA」くんに色々とサポートしてもらったんですけど、今回は自分のキャパシティを広げるためにも、多くのクリエーターさんを起用させて頂きました。
◆ なるほど。それで、「RYU-JA」さんが手がけた、Show my love syndrome はR&Bファンの心をグッと掴む楽曲ですよね。
そこにフォーカスを当てて作った楽曲なので、素直に嬉しいです。
やっぱり僕のルーツってこういう音楽だと思いますし、それを1st Albumの時に上手く引き出してくれたのが「RYU-JA」くんだったので、2nd Albumでまたご一緒できて良かったです。
---------------------------------大阪らしい人間味や情緒溢れる楽曲---------------------------------
◆ 本作では、メジャーアーティスト(ケツメイシ)などを手掛けてらっしゃる「SHIBU」さんが、日本語タイトルの楽曲全てをプロデュ―スされているということですが、制作現場の雰囲気はどうだったでしょうか?
彼はかなり経験が豊富ですし、レコーディングはスムーズに進みましたよ。
レコーディングの時はお互いに感性を大事にしながら進めていくタイプなんで、終始良い雰囲気で制作を終えることができました。
◆ そのSHIBUさん担当の8曲目の"御堂筋"なのですが、そもそも御堂筋をテーマにされた楽曲を作ろうと思ったきっかけって?
何か大阪を題材にした楽曲が作りたかったんですけど、R&Bで大阪感を全面に打ち出した楽曲、例えば関西弁で歌うとか「レペゼン大阪!」って歌うのって、変にコテコテし過ぎちゃってなかなかできないことだと思うんですよ。
でも、ブルース調の楽曲ならそんなに濃すぎないし、タイトルもあえて「御堂筋」にすることで、逆に大阪らしい情緒を生んでくれるんじゃないのかなって思ったんです。
◆ 確かに「大阪」ってよりかは、「御堂筋」って打ち出した方が情緒溢れる感じはしますよね。
それこそ上田正樹さんの「悲しい色やね~Osaka Bay Blues」などのイメージです。
だから、歌詞も大阪はどうとか関西はこうだとか歌うよりも、大阪での物語や人と人の繋がりを歌うことで、大阪らしい人間味や情緒溢れる楽曲になったのではないかと思っています。
◆ ちなみに、御堂筋での思い出って何かありますか?
色々ありますねやっぱり(笑)。あの辺でアルバイトしていたこともありましたし、よく遊んでいたので。
今思い出すと朗らかな気持ちになりますね(笑)。
◆ まさに、"バラ色じゃない普通の日々を特別に思えたから"ですよね。(笑)
そう来ましたか(笑)。
◆ こちらはウエディングソングで、ご友人のために作られたとお伺いしました。
そうなんです。
元々は彼らに宛てて作った楽曲なんですけど、結婚って色んな人が当てはまる部分があると思いますし、結婚式だからこそ、こういった思い出に浸ることって大事だと思うんです。
◆ ちなみにYU-Gさんのご結婚は?(笑)
そうですね・・・。いつか僕が結婚するってなった時に、じゃあ「バラ色じゃない普通の日々を特別に思えたから」を自分で歌えば良いんじゃない?っていじられるくらい、この曲が有名になれば本望です。(笑)
◆ 打って変わって、「VNO」さんが手掛けられた"Clap your hands"や"café au lait"はフロアチューンに。
「VNO」はラッパーの「ANARCHY」等が所属しているR-Ratedのエンジニアをしてたりするんですけど、彼はそういったヒップホップフィ―ルドに身を置きながらも、時代背景を意識したサウンド構成がとても上手いので、2曲ともエッジの効いたフロアチューンにして頂きました。
◆ サウンド面でも、ライブ感などを意識されていたりしますか?
そうですね。それこそ、新しいYU-G像を強く印象付けるためにもフロアチューンは必要だと思ったので。
◆ ライブと言えば、「J-R&B Event Sounds Good!!!」に出演された際に拝見させて頂いたのですが、お客さんからのヴァィブスももの凄かったですよね。
ちょっとびっくりしましたね、まさかあんなに盛り上がって頂けるとは思っていなかったので。
でも、僕ってアーティストとしてまだまだ出不精なところがあるので、もっともっとライブに出てアピールしていかなあかんなって、改めて感じさせられたライブでもありました。
勿論、それはSounds Good!!!に限らず、いろんな現場でライブの経験を積むことが次のステップに繋がると思っています。
◆ ちなみに「YU-Gなう」とお客さんに呟かせる案って、YU-Gさん考案なのですか?(笑)
マネージャーと二人でアルバムプロモーションの仕方を考えていたんですけど、そもそも僕の知名度がまだまだだし、何かお金をかけずにできることはないかなって思っていて。悩んだ挙句それだったら、Twitterを使ってファンの方を増やせば良いじゃんって話になったんです(笑)。
それで、ライブに来て頂いているお客さんに呟いてもらう→他の方に知ってもらうっていう手法で、プロモーションに取り組んでいます。
◆ このイベント主催者でもある白原ケンイチさんが本作のライナーノーツを担当されたということで。自分の思いをわかりやすく言葉に変換するって凄く難しいことだと思うんですが、YU-Gさんは作詞で詰まってしまった時とか、どうされてらっしゃるのですか?
納期があれば何が何でも進めるしかないんですけど、詰まった時はとにかく、ネガティブなことは考えないようにしています。
◆ なるほど。
でも、そういった納期があることって、ある意味幸せなことだな~って最近気付きました。
僕がもっともっとインディーズシーンで活動していた時は、自分で自由に作詞して曲作っていう感じで、「音楽でご飯を食べいく」みたいなプロ意識は全く無かったですから(笑)。
納期があるからこそ、アーティストとしてのモチベーションを保てている部分は少なからずありますよね。
◆ アルバムのエピローグを飾る"涙色グラス"では、そういったネガティブな感情が上手く昇華された楽曲になっていますよね。
そうですね。
僕みたいに音楽活動やって自由に生きている人間って、普通の社会の人達から見れば想像もつかないような悩みとかもあったりすると思うんですけど、そういうことをネガティブに捉えるんじゃなくて、ポジティブに捉えて前向きに頑張って行こうぜっていう応援の意味も込めてこの楽曲を作りました。
ミュージックビデオも公開予定なので、是非見てみてください。
◆ YU-Gさんには、多くのファンの方がいらっしゃるわけですが、やはりファンの方の存在は大きいですか?
はい。
僕にとってファンの方は絶対的に大事です。
ファンの方がいるからこそ、こうやって音楽活動やってこられている訳ですし、この先も裏切りたくない存在です。
でも、たまには辛口のコメントもくださいね!(笑)
◆ ユーチューブチャンネルの「山本テレビジョン」では、おススメのアルバムなどを紹介されていますが、最近ハマっているアルバムは?
山本テレビジョンでも紹介したんですけど、最近ハマっているのは「Jason Derulo / Tatoos」
ですね。このアルバムは、ポップスにクロスオーバーしたR&Bがかなりコンパクトに体現されていて、聴いた時に思わずそうそうこれこれ!って頷いちゃいました(笑)。
正直言って前作まで、う~んって感じやったんですけど、僕の耳がそういう音楽を取り入れるようになったからですかね。僕が今やりたい音楽ってまさにこんな感じなんです。
あと、普段R&Bだけじゃなくて、ヒップホップも好きで良く聴いてたりするんですけど、『初心に返してくれた』って意味では「ANARCHY / DGKA」とかも結構聴いていますね。
僕のファンの方はあまり馴染みがないかもしれませんが、かなりカッコいいので是非聴いてみてください!
◆ ふと疑問に思ったのですが、これってあえて山本テレビジョンてっていう名前にしているのですか?(笑)
そうです。YU-Gテレビジョンだと何か恥ずかしいんですよ(笑)。
◆ (笑)。少し早いですが、来年の抱負を教えてください。
とにかく曲は作り続けるので、それを皆さんに1つでも多く届けられるように頑張りたいです。
あとは、イベントなんかもできたら良いなって考えているので、その際はまたお知らせさせてください。
◆ ファンの方、またこれをご覧頂いている方にメッセージをお願いします。
本当にいつもありがとうございます。
僕の目標でもある「音楽でご飯を食べる」こと、簡単なように聞こえて実は本当に難しいことなんです。でも、皆さんが力添えをしてくれるおかげで、少しずつ少しずつですが、近づけているような気がします。なので、もうちょっと力を貸してください。
僕は、皆さんに力を貸してもらえるような良い音楽を作り続けていきたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします!
◆ インタビューは以上です。ありがとうございました。
◆ YU-G : PASSING!!"好評配信中"
1.Talking out loud
2.Style wars
3.Nine tails
4.With U feat,草川瞬 from BRIDGET
5.Show my love syndrome
6.Summer snow pt0 ~July 7~
7.Skill talk feat.JEFF&Young Yazzy
8.御堂筋
9.バラ色じゃない普通の日々を特別と思えたから
10.Clap your hands feat.VNO NEVA-D from JIDAI MASTER
11.Café au lait
12.涙色グラス
◆YU-G OFFICIAL BLOG → http://ameblo.jp/jidai-yu-g/
◆ おまけ
YU-G : 僕のマネージャー通称「マロさん」と今日も一緒に営業していたんですけど、あの人本当に行動が掴めない人なんですよ。あのいきなりなんですけど、フライドポテト食べる時ってどのくらいの指使いますか?
Koki: 大体、親指と人差し指でつまんで食べるので2本、まあ使っても3本くらいですよね~。
YU-G: 普通そうですよね?僕もそうです。
今日、営業の休憩がてらにマクドでフライドポテト食べてたんですけど、あの人何本使ったと思いますか?
まさかの5本指全部ですよ!(笑)
Koki: えっ・・・!(笑)
YU-G: どっか抜けているなとは思っていたんですけど、まさかそんなところで天然っぷりを発揮されるとは思いませんでしたよ。それに、これから資料読むって言ってるのに手・・・おい!みたいな(笑)。
Koki: アハハ!なんか絶妙なコンビバランスじゃないですか(笑)。
YU-G: !(笑)他にもあるんですけど、今日はここらへんにしておきます(笑)。
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<インタビュー>- 【RINO : 8年間の思いを胸に 渾身のファースト・ミニアルバム 】-
2005年の音楽活動スタート以降、その感情描写に富んだ作詞センスと麗しい歌声で、女性ファンを中心に高い支持を得ている関西在住のシンガーソングライター「RINO」がファ―スト・ミニアルバム『RINO 1』をリリース。(iTunes R&B/SOUL チャート最高4位)
アーティストキャリア初にしてようやく解禁された本作のRINOワールドには、デビューシングル”ねぇ・・・”を筆頭とする珠玉のバラードナンバーに加え最新鋭のEDMなども取り入れた楽曲が軒並み肩を並べており、8年間の音楽活動の集大成的な部分に着地しつつも、彼女のエナジェティックな音楽マインドが見事に昇華された全6曲が色濃く打ち出されている。今回、Next Star Musicはそんな彼女の素顔に迫るべくインタビューを決行。クールなイメージとは裏腹に繰り出されるその本音の言葉に、是非耳を傾けてほしい。
◆改めましてアルバム「RINO 1」のリリースおめでとうございます。アルバムリリースについて、現在の率直な心境をお聞かせください。
-ありがとうございます!
8年間音楽活動を続けてきたなかでやはり、アルバムリリースを目標の1つに掲げていたので、今はこうやって無事にアルバムリリースを迎えることができて本当に嬉しいです。
◆CDという形にすることにもこだわりはあったのですか?
-そうですね。世間では「CDが売れない時代」と言われていますが、私もアーティストである以上、自分の作品を形にして残したいと思っていたので今回デジタル配信の他にもCDでリリースするということに、こだわりはありました。
◆何故、このタイミングでリリースに踏み切ったのでしょうか?
-この8年間いろいろな物を見て、聞いて、知識を積んでいくなかでやっと気付いたことがあったんです。
◆気付いたこと?
-音楽活動を始めた頃ってメジャーデビューすることをただ夢見てガムシャラでした。当時は、わけも分からずメジャーメジャーなんて言っていましたけど(笑)。
だから、自分自身でアルバムを制作していくなんて夢にも思ってもみなかったですし、いろんな経験を積んで、私が自分でアクションを起こさなければ何も始まらないんだなってやっと気付くことができたんです。それで、そのタイミングがまさに”今”で、アルバムをリリースする大きなきっかけに繋がりました。
◆自分自身がアクションを起こすことで、周りからの反響はどうでしたか?
-そうですね。周りのファンの方や仲間からの反響は多かったりします。
◆それだけ、皆さん期待されていたということですよね。
-どうなんですか?皆さん(笑)。
でも、せっかくリリースしたからにはもっともっとたくさんの人の声を聞いてみたいです。それが例え良い話であれ悪い話であれ、このアルバムが皆さんにどう映ったのかが大切な要素の1つだと思っていますし、そういった様々な意見を汲み取りながら私自身も次のステップに進めることができたらいいですよね。
◆そうですねえ。ではキャリアについて少しお伺いしたのですが、そもそも音楽活動を始めたきっかけっていうのは?
-高校生の時に文化祭で歌う機会があったのですが、今考えるとそれが一番大きなきっかけになったんじゃないかなと思います。
◆小さい頃から音楽に触れあう機会は多かったのでしょうか?
-話始めるとほぼ同時くらいに(2,3歳) スプーンやフォークを片手に歌っていたみたいです。(笑)
◆すごい!(笑) そんな中で、好きなアーティストに「Whitney Houston」や「竹内まりや」さんを挙げられていますが、具体的にどのような部分に惹きこまれたのですか?
-そうですね、お二方とも尊敬しているアーティストさんなのですが、それぞれに独特の世界観を持ってらっしゃると思うんです。
◆世界観?
-はい。「Whitney Houston」に関しては、歌唱力は勿論のこと、あの吸い込まれるような歌声が放つ世界観に惹き込まれましたね。「竹内まりや」さんに関しては、日本語歌詞を丁寧に織り交ぜることにより生まれてくる情景や哀愁感がすごく好きで、あの世界観は本当に独特だなって。
なので、私の中で彼女達はずっとレジェンド的存在ですし、未だに彼女達の音楽から学ぶことは多いです。
◆音楽活動を始められた翌年、2006年には「SEAMO」さんのアルバム『LIFE GOES ON』参加されていますが、音楽活動を始められてすぐに、メジャーアーティストと共演することで、何かインスパイアされた部分はありますか?
-勿論です。
「SEAMO」さんは、塾長って呼ばれている通り、本当にいろんなことを教えてくださる方で、当時、まだ駆け出しだった私のようなアーティストに熱心に指導してくださったことを今でも覚えています。そこでインスパイアされた部分は「SEAMO」さんの音楽性含めたくさんあったんですけど、一番は「SEAMO」さんと共演してみて、その温厚な人となりにすごく人間愛を感じたと言いますか、やっぱりその人の音楽にはその人の人間性が出てくるんだなって。だからこそ、私も音楽的な面だけなく人としても成長できるように頑張っていこうと、常に心にとめておくようになりました。
◆そこから、クラブシーンを中心に活動を展開されていくなかで、どのような思いで活動されていたのですか?
-当時は本当に、がむしゃらでしたよね。(笑)
とにかく歌いたくて、歌いたくて・・・。音楽活動を一辺倒に頑張っていた気がします。
◆先月、行われた初のリリースライブ。ステージに立った時の景色はどうでしたか?
-何人お客さんが入っているかわからないドキドキの状態でステージに立ったのですが、ステージの幕がドサッと上がった瞬間に、会場を埋め尽くすくらいのたくさんのお客さんを見て、「つらいこともあったけどこれまで音楽活動を続けてきて良かった」って心底思いましたね。
◆これまで続けてきたことが報われたんだと?
-そうですね。それが一気に解放された気がして。
-------------------------------------8年間の音楽活動の集大成-------------------------------------
◆では、いよいよ本題に入っていきたいのですが・・・。
-今までのは本題じゃなかった?(笑)
◆今までのは前菜で、これからがメインディッシュです(笑)。
-なるほど(笑)。アハハ!
◆さてさて、本作のコンセプトからお伺いしたいと思います。
-ずばり、8年間の音楽活動の集大成的な部分に着地できているのではないかなと思っています。
◆でもタイトルは「RINO 1」ですよね?
-はい。でも、アルバムをリリースすること自体が私にとって初めてのことだったので、”はじめの第一歩”のような意味合いも含まれています。
◆なるほど。では、本作はどのように制作段階を踏んでいったのでしょうか?
-以前からの持ち歌の他に、アルバムのためにレコーディングした新曲も幾つかあるのですが、トラックやメロディは作家さんにお手伝いしてもらいながら、並行して作詞作業を進めていくという感じで制作していきました。
◆そんな中で、先行シングルに「ねぇ・・・」を選んだ理由というのは?
-私自身もこの曲は凄く気に入っているのですが、何よりもファンの方からの反響が大きく、早くリリースして欲しいとの声もあったので、アルバムの先行シングルとして選ばさせて頂きました。
◆「ねぇ・・・」は語りかけるような歌詞がすごく印象的でしたが、どういうイメージで作詞されたのですか?
-ふとした日常の中で「ねえ、聞いてよ」って思わず言いたくなる場面ってあると思うんですけど、それを恋愛の中に当てはめることで、よりリアルな男女間のすれ違いを表現できるんじゃないかなって考えたんです。そこから両想いなのに片思いしているみたいっていうイメージが生まれてきて、そのまま語りかけるような歌詞で制作していきました。
◆こちらはPVも公開されていますが、撮影で苦労したことは?
-撮影スタッフの方が常に配慮してくださったので、特に大きな苦労というのはなかったですね。撮影も、終始楽しかったですよ。
あ、でも撮影の時の照明で少し顔が痛くなっちゃったかな(笑)。
◆あらら(笑)。そう言えば、このPVでの衣装もアルバムジャケットも白を基調にしたものを使われていますが、これは本作のアルバムでも、等身大の自分を表現したかったという表れだったりするのでしょうか?
-そう言われてみれば、そうなのかも・・・(笑) 。
なので、歌詞の内容も実体験に基づくものが多かったりするんですよね、恥ずかしながら(笑)。
◆なるほど!(笑)それで続いての「Change my life」は、疾走感の溢れるサウンドが特徴的ですよね。まさにタイトルが物語っているように、日々移り変わりゆく世界でどう戦っていくかみたいなスケールの大きい感じで。
-先程お話したことと少し重なる部分はあるのですが、大人になるにつれて「あの時ああしとけば良かった」とか「諦めなければ良かった」って後悔することがたくさんでてくじゃないですか。
◆そうですねえ。僕自身もあります。
-でも、好きなことをするのに年齢や性別なんて関係ないし、悩む前にまず自分の人生は自分で変えていかないとダメなんだなって気付いて、それが私の場合は偶然音楽と重なったんです。勿論、それは私だけでなく皆さんのそれぞれの道であてはまる部分があると思うんですよ。
なので、そういった夢や目標を追う背中を後押しできるような、力強いメッセージソングを作ろうってなって、この曲が完成しました。
◆音楽活動を始められた2005年からこれまでで、自分自身変わったなって思う部分はありますか?
-音楽活動を始めた頃は、ソロシンガーであるが故に「きちんとしないといけない」とか無駄に気負いしてしまって、周りの人達に対しても壁を作っていた部分がありました。
でも、今回のアルバムリリースに関してもそうなんですけど、音楽活動を重ねていく中で、私の為に考えくれたり、時には喜んだり泣いてくれたりしている人がたくさんいてくれるんだなってことに気付いたんです。なので、ありのままの自分を受け入れてくれる人達がいるんだったらもっと素直になっても良かったかなって思い始めて、ここ最近ですが、自分から周りの人達に対して壁をつくることはなくなったんじゃないかなって思います。
◆昨年、オーガナイズイベントを開催されていますが、これはどういった流れで?
-これまでたくさんのライブに呼んで頂いていたのですが、そろそろ私も皆を引っ張っていかなあかん時かなって。
◆姉御的な感じで?(笑)
-そうそう(笑)。
でも、逆にそういった周りの仲間から刺激を貰う部分は多かったりするし、 私もまだまだやなぁって。
◆続いての「Just Fall in Love」は、日常の恋模様を朗らかに描いた、心温まる楽曲ですよね。
-普段どうしても感情描写にこだわって失恋の曲を書いてしまいがちなんですけど、おそらく、この曲を描いた頃の自分がそんなハッピーな恋愛をしていたんだと思います。(笑)
それで歌詞の中でも「キミと笑って歩いて行きたい」っていう部分があるんですが、これも恋人だけでなく、家族や友人など自分の大好きな人と楽しい生き方ができたら良いよねっていう意味合いを込めて、作詞させて頂きました。
◆RINOさん自身が恋愛する時って積極的、それとも消極的?
-え~っと、ここはシークレットでお願いします(笑)。
◆(笑) RINOさんって勝手にクールな女性のイメージを持っていたのですが、次の「どうして」ではそんなイメージとは裏腹に、か弱い1人の女性っていう印象の方が強い気がしました。
-この曲を書き始めるのとほぼ同時期に、私の友人が一般的に不倫と呼ばれるものをしてしまって。勿論それがいけないことだとはわかっているんですけど、でも彼女の純粋な「好き」っていう気持ちが物凄く伝わってきて、人を好きになるのに理由なんてないんだなって改めて感じたんです。なので、彼女の話を聞いて私も弱っている部分があったのかもしれないのですが、なんとか彼女の気持ちを代弁できたらいいなと思って作詞していきました。
◆それで、歌詞の中に”別に2番手でも構わない”とか、焦燥感溢れるワードが多いんですね。
-そうです。好きになった人の1番になりたいと思うのは当たり前のことだと思うんですけど、本当にダメな恋とわかっていたからこそ、別に2番手でもいいって強がってしまう部分ってあると思うんです。でもそんな自分が嫌で「どうして数ある人の中であなたを選んでしまったの?」って彼に訴えかけるような気持ちを、そのまま歌詞にさせて頂きました。
◆ちなみに以前の恋愛観と現在の恋愛観で、変わったなと思う部分はありますか?
-そうですねえ・・・。勿論、高校生の頃と較べると価値観っていうのは全く違ってくるんですけど、恋愛の基本的な部分に関しては特に変わったところっていうのはないかなあ。
◆いつまでも乙女心を忘れずといった感じですか?
-いやいや、常に乙女ですよ!(笑)
◆そうですね。失礼しました(笑)。さて、続いての「Bzzz Bzzz Bzzz」なのですが、この「Bzzz Bzzz Bzzz」は何を表しているのですが?
-この曲実は、松田聖子さんの「ビビビ婚」からインスピレーションをもらっているんです。
◆お!では、一目惚れをテーマに?
-そうですそうです!この曲は、私と対局的なツンツンした女性を描きたくて作詞し始めたんですけど、そんな女性が「Bzzz Bzzz Bzzz」と電流が流れるような一目惚れをしてしまった様子をイメージして制作していきました。
◆それで、積極的な女性を表すワードが多いんですね。
-はい。なので「ここからエスケープ二人で」とか歌詞中に入れたりして、まるで映画に出てくるような大胆な女性を演出してみたかったんです。
◆くわえ、これまでの比較的スローバラードの楽曲から、一転してEDMの楽曲になっていますが、これはより気迫のある楽曲にしたかったからですか?
-そうですね。歌詞もそうなのですが、やはり気迫があるサウンドと言えば今ならEDMだと思いますし、クラブ映えする曲も作りたかったので。
◆最後に、アルバムエピローグを飾る「あなたを想えば」は、ピアノ一本にRINOさんが歌い上げる壮大なバラッドで。
-青春時代の全てを費やしたくらい大恋愛をした男性がいて、その恋は結局失恋して終わってしまったんですけど、その当時の純粋な好きっていう気持ちをシンプルに表現できたらいいなと思っていたので、今回ピアノ演奏のみで歌わせて頂きました。
なので、本作の中では一番ストレートなバラッドになっているんではないかと思います。
------------------------------------ 歌うことだけは絶対にやめない-------------------------------------
◆本作の中で、最も今の自分が反映できている楽曲は?
-やっぱり「ねぇ・・・」かなあ(?)
◆誰にも譲れない、音楽に対するこだわりは?
-根本的なことになってしまうのですが、とにかく私は歌って表現することが大好きで、この世界に入ることを選んだのも歌があったからこそなので、誰になにを言われても歌うことだけは絶対にやめないぞって心に決めています。
◆では、まだまだRINOワールドを炸裂させていくぞという感じで。
-はい、まだまだ突き進んでいきます。
◆それを踏まえた上で、今後の展望をお聞かせください。
-今後の活動内容に関して詳しく言及することはできないのですが、ライブやブログ等を通して情報をドンドン発信していきたいと思っているので、是非チェックしてみてください!
◆本作を通してリスナーの方に伝えたいことは?
-本作には主に恋愛ソングであったり、応援ソングなどの様々な形の楽曲が収録されているのですが、1曲1曲にそれぞれ顔があって、私のその中での思いもまた1つ1つ違っているので、たとえアルバム全体を通してでなくても、このアルバムの中のどれか1曲でも皆さんの琴線に触れる楽曲があれば嬉しいです。
◆最後にこれ見て頂いている方、ファンの方へメッセージをお願いいたします。
-いつも応援してくださっているファンの方、そしてこのインタビューをご覧の皆さん、ようやくアルバムのリリースを迎えることができました。本当にありがとうございます。この感謝の気持ちをアルバムを通して伝えることができたら嬉しいですし、是非是非ライブに来てCDを手に取って頂けたらなと思います。
まだまだ未熟な部分もありますが、これからも頑張っていきますので、応援よろしくお願いします。一緒にRINOというアーティストをつくっていってください! (RINO)
◆インタビューは以上です、ありがとうございました。
<1st Mini Album "RINO 1" 好評配信中! ※CD販売はライブ会場限定>
1. ねぇ…
2. Change my life
3. Just fall in love
4. どうして
5. Bzzz Bzzz Bzzz
6. あなたを想えば
2. Change my life
3. Just fall in love
4. どうして
5. Bzzz Bzzz Bzzz
6. あなたを想えば
<近日ライブ情報>
■タイトル : CaraMelo
■日程:9月7日(土)
■時間: Open18:00~Close27:00
■チケット前売 : 2,500円(1D別) 当日:3,500円(1D付)
■場所 : 京都LAB.TRIBE
■出演者 : SPGUEST LIVE 傳田真央
CaraMelo RELEASE LIVE : RINO
Release Live :JUSJOY crew
PICK UP LIVE : MarSA
MAIN DJ : A-Z , SHOW-T and more
■タイトル : CaraMelo
■日程:9月7日(土)
■時間: Open18:00~Close27:00
■チケット前売 : 2,500円(1D別) 当日:3,500円(1D付)
■場所 : 京都LAB.TRIBE
■出演者 : SPGUEST LIVE 傳田真央
CaraMelo RELEASE LIVE : RINO
Release Live :JUSJOY crew
PICK UP LIVE : MarSA
MAIN DJ : A-Z , SHOW-T and more
OFFICIAL SITE→ http://rino-music.com/
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